杉本龍彦建築設計について

杉本龍彦建築設計について

わたしたちは「自然と調和する木造りの建築」を提案する建築設計事務所です。
代表であるわたくし杉本は幼いころから自然が大好きで、自然に触れながら成長し多くのことを学んできました。やがて国内外の旅行や仕事での調査、書見を通じて世界の建築からも学ぶようになりました。世界も視野にはいって気が付いたのは、日本の自然がいかに豊かで恵まれ、日本伝統建築がどれほど奥深く素晴らしいものかということです。日本の自然と調和した伝統木造建築のかたちや空間、創りあげる偉大な先人たちの技術や知恵には幾度も感銘をうけました。
やがて日本の自然と風土からうまれた伝統的な建築を、現代の社会や生活、ニーズに融合させる形で住まいを設計することが今後の時代に大切であると考えるようになりました。そしてそこに住まいを快適に心地よくしてくれる自然の要素を取りいれることで、人にやさしく心地よく自然と調和する美しい木の住まいが生まれます。そうした住まいは街並みの美しさにも貢献し、さらに建築文化の価値を高めながら日本の自然・森を元気にするポテンシャルも秘めています。
わたしたちのビジョンは多くの方々に喜んでいただくこと、自然と調和する街並みが増えていくこと、社会貢献につながることです。未来がより豊かになるため日々温故知新で研鑽をつみ、精一杯設計活動に取り組んでいきます。

大切にしている3つのコンセプト

  1. 1. お聞かせいただくこと、わかりやすくお伝えさせていただくこと

    家づくりはわからないことや、うまく言葉にできないことがたくさんでてきます。
    そのためわたしたちは、どんなことでも気軽にご相談いただきお話やご要望、悩みを聞き取って物事や問題の本質をとらえることを大切にしています。そこに敷地の環境や状況、情報をあわせればアイディアや解決策が自然と導かれます。またお話をさせていただく場合は、わかりやすくお伝えすることが何よりも重要だと考えています。理想の住まいの答えをだすため、住まい手にあわせた設計を幾度でもご納得いくまで提案させていただきます。
  2. 2. 木の美しさと気持ちよさ、木造りの力を住まいに調和させること

    日本の伝統木造建築は、雄大な歴史から進化を続け、いまや世界最高水準の木造りの力を持っています。わたしたちはそこに現代の都市や環境でも生活しやすい快適性や、耐震上の安全性を融合させます。自然素材の木を用いることで、見た目や手触り、香りなどから人の身体に優しく気持ちの良い空間が生まれます。柱や梁で木組みされた住まいは、組み方次第で力強く、あるいは繊細に、また柔らかくと多彩な表情で展開できます。木の美しさと気持ちよさ、木造りの力を調和させ、歴史から学んだ新しい木の建築を設計します。
  3. 3. 住まいのかたちや住環境、素材を自然に調和させること

    快適な住環境をつくるには住まいのかたちが肝要です。屋根の軒を伸ばせば雨から建物の外壁や開口部を保護し、夏の厳しい日射を遮蔽してくれます。適切な窓の大きさと配置によって風が気持ちよく抜けるようになり、冬は暖かい陽射しを採りこめます。これは冷暖房エネルギーの低減にもつながります。無垢の木や珪藻土などの自然素材は人の身体にも安全で、リラックス効果や温湿度の調整効果も見込めます。自然の恵みをうまく活かして、自然環境にやさしく持続可能な、自然と調和した住まいを考えています。
杉本龍彦

杉本龍彦 | 一級建築士・管理建築士

1978年  東京生まれ
2004年〜 設計事務所
2016年〜 杉本龍彦建築設計設立、同主宰

共著書に「建築用語図鑑 西洋篇」他多数。
一級建築士設計製図講師及びセミナー講師
東京都建築士会環境委員